3352006年05月16日 21時14分34秒

TOKAI ES155
東海楽器といえば、私の世代では有名な楽器メーカーだった。
フェンダーやギブソンの秀逸なコピーが定評で、確かに当時の本家を超えていたものを作っていたと記憶している。(というか当時の2社はクオリティーが今より低かった)
その東海楽器が最近往年のコピーモデルを復活しているようだ。
残念ながらフェンダー系のものは作っていないのだが、ギブソン系のものは当時を彷彿させるモデルを少量ながら生産している。
その中で、当時も評判のよかった335のモデルがあったので、思わず購入してしまった。
ホンジュラスマホガニーネックにラッカーフィニッシュ、アルミテールピースとブラス駒のブリッジなど、かなり本格的なものである。
実際に本家のモデルと弾き比べてみた。
レギュラーモデルは価格も近いこともあり、やはり完全にこのモデルの方がレスポンスなど格段にすぐれている。
数倍の価格のカスタムショップ製とも比べてみたのだが、まったく見劣りしないのがびっくりした。むしろトーカイの方が丁寧な仕上げとピッキングに対するレスポンスは自分好みであった。
ピックアップはどうかなと思ったが、今のところ不満はない。
バーストバッカーと比べるとややパワーがある感じだが、なかなか歯切れがよく、このまま交換せずに使っていこうかと思っている。
価格は日本製のカジノとほぼ同じくらいにもかかわらず、ホンジュラスマホガニーネックとラッカーフィニッシュというのは素晴らしいコストパフォーマンスだ。
ラッカーフィニッシュといってもこの価格ならオールラッカーではないだろうが、手触りはやはりウレタンとは比べものにならない。

因みにラブロックモデルも遊びで試奏してきた。
ホンジュラスマホガニーにハカランダ指板、ハードロックメイプルトップとスペックは完璧である。
ボディーはやや重いものの、しっかりとレスポールの音である。
ヒストリックとも比べてみたが、やはりマホガニーの木目が全く違う。
今のヒストリックはホンジュラスは使っておらず、軽めのマホガニー材を厳選して使っているそうだ。トップも虎目のものはソフトメイプルだそうで、やはり出音がちがってくるハズだ。(これはこれでいい音だったが)

ブランドかスペックか、どこに拘るかが問題だが、とりあえずメーカーに対しては憧れの2社は1本ずつ所有しており、今は本物の材を使用したギターが欲しくなってくる。
私にとっては東海楽器のフラグシップモデルは憧れた世代なので、いつまでつづくか分からないが、本気をだしたハイスペックモデルの復活は嬉しい限りだ。
カタログを見るとレスポールの他に、ホンジュラスのSGなどもあり、ちょっと気になる存在だ。

後は昔のフェンダーのようにギブソンからクレームが入らないことを祈るばかりである。

ウルテムピック2006年05月20日 18時12分18秒

MyPick
2年ほど前から長年愛用してきた鼈甲製ピックにかわる音のよいピックを探してきたが、ようやくサウンドと弾き心地に満足できるものを見つけた。

ぴっく屋さんという岐阜県の業者だ。
http://www13.ocn.ne.jp/~ikeda/
個人向けにオリジナルピックの製作を承っている。
なかなかウルテム製のピックを扱っているところは少なく、あっても形が指定できないところばかりだが、ここはオリジナルの形状はできないまでも、数種類の形状を選択できた。
いくつかのサンプルを送ってもらったが、そのうちの小さめのティアドロップが手にしっくりとくる形状で、仕上げもつるつるして、透明度が高く、実際弾いてみるとアタック感など、手持ちの鼈甲製とそっくりであった。

聞くところによると、ダンロップやクレイトン製よりもウルテムの純度が高く、厚みはピックの先端にいくほど薄くなっているなど、非常に質の高いものだった。

注文は100枚からで、印刷のデザインをイラストレータでつくれば、箔印代2,500円を含めても1万円でおつりがきた。
なかなか100枚は使い切れないが、1個100円しないのはかなりコストパフォーマンスが高いといえるだろう。
1.0mm,1.2mmのものをそれぞれ50枚づつ注文した。
できれば厚みの表記もしたいところだったが、別に箔印代がかかるので、今回は断念した。

印刷も画像ではわかりにくいが、シルバーの綺麗な印刷だ。クレイトン製もオリジナルデザインを印刷するところもあったが、ブラウンの不明瞭な印刷しかできず、今回のウルテムの質が高いところが、印刷の質をも高めているようである。

注文し終わったところで、形がそっくりなHISTORY製のウルテムをある楽器屋で発見。
「なんだ100枚も注文しなくてもよかったか」と、試しに購入したが、これがダンロップよりもアタックの甘いサウンドであった。
これはウルテムの質の違いではないだろうか。触った感じもちょっと違う。残念ながら使えるピックではなかった。

2年間でさまざまな素材のピックを試してきてみた。
楽器屋に立ち寄るたび試したことのないピックを買い、今は実にいろいろな素材のピックが存在するもんだなあと思った。
また、それぞれ驚くほどにサウンドが変わるのも楽しい。
詳細はのちほどHPの方でレポートしようと思うが、これでようやく代替ピック探しも完結だ。
当分はこのウルテムを全て使い切るつもりである。